スポーツ競技に心奪われて、高みを目指す。誰より上手くなるためには集中して人の倍以上の練習をする。日頃の練習の積み重ねの成果は、試合でのパフォーマンスに現れる。周りからの期待もあるし、ライバルにも負けたくない。そしてより高度に反復練習を熱心に行う。
特に身体の成長期では吸収力も高く、練習の成果がすぐに結果として表れることもあり知らずうちに身体への負担、限界を超えた練習、オーバーワークは怪我に繋がることがあります。ただスポーツ障害とは過度な練習が全ての原因ではなく、学生スポーツや部活動、草野球などでも幅広いスポーツ活動でも起こりえることで、練習中の不意な事故だったり等色々な場面にそのリスクは存在します。
肩のケガ:野球肩とも言われるその症状とは
肩を駆使するスポーツに多いケガ(故障)で、腕や肩を強く、大きく振る動作の繰り返しで生じる痛み。肩や肘の関節の炎症や健や筋、骨の損傷。痛める箇所によって痛みの度合いや表現も多様です。肩のケガは総称で野球肩とも言われますが、ソフトボールやテニス、バレーボール等の肩や腕を強く動かす球技でも起こりえる障害です。
膝や周辺のケガ:膝蓋腱炎(しつがいけんえん)その症状とは
膝への負担、激しい動きを駆使するスポーツ、全力で長時間駆け回り強く激しくジャンプ、全力でボールを蹴る。メジャーな競技ではサッカーやラグビーなどですが”膝蓋腱炎“別名ではジャンパー膝とも言われる症状です。飛び出し着地負担が大きいスキージャンプ競技がその由来のようですがバスケットボールやバレーボールなどコート内を全力で走り全力で止まったりターンしたり、高いジャンプや着地をする際に膝への負担が激しい動きを要するスポーツ競技でも起こりえる障害です。
他にも各スポーツ競技の特性による各部位の故障,リスクは潜んでいます
汗をかくスポーツならば、激しい運動は必要不可欠とも言えます。各競技により首部、腕や肩への負担、肘や手首、腰、背中への負担、股関節、膝、足首、アキレス腱等への負担。各部位の同じ箇所を駆使することでスポーツ障害に陥るリスクは当然あります。
ケガの予防策としては第一に十分な的確な準備運動です。身体が温まる前に一気に強く激しく筋や腱などを目一杯伸ばしたりせずに、各可動域を確認するように徐々に力を込めたり伸ばしたりして段階を踏むことが重要です。
高みを目指すことでついつい夢中になり練習がオーバーワークになることもあるでしょう。近年では負けん気や根性論ではなく、データに基づいた質の良い練習メニューが高いパフォーマンスへの近道だと実証されてます。
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